60cmワイドのオーバーフロー水槽で大きな滝の流れるアクアテラリウムを作る

スポンサードリンク

チャーム本店

今までたくさんのアクアテラリウムを作ってきましたが割と小型水槽が中心でした。1番大きい水槽でも60cm規格水槽です。

小さい水槽は部屋のいろんな場所に置くことができますが、レイアウトの迫力は大きい水槽にはかないません。

一回は大きな水槽を使って迫力あるレイアウトを作ってみたいところ。

今まで古代魚の飼育に使っていた60cmワイドのオーバーフロー水槽が空いたので、この水槽を使ってアクアテラリウムを作ってみたいと思います。




オーバーフロー水槽でアクアテラリウムを作ってみる

オーバーフロー水槽といのはメインの水槽とは別に、水槽台の中にサブの濾過槽が付いたものです。

水槽にあるパイプでそれぞれ繋がっていて、水が流れ落ちるようになっています。

濾過槽が別にあることで、水量を増やせたり、ヒーターなどの器材を収納しておけるメリットがあります。

今回使用する水槽は【幅60:奥行45:高さ50cm】の水槽。いわゆる、60cmワイド水槽となっております。

この奥行を生かせば、今まで作ったものとはまた違ったものが作れるのではないかと思いました。

大きな滝や川を作ったり、木々をたくさん植えてみたり、水中部を本格的にレイアウトしてみたりと夢が広がります。

オーバーフロー水槽をテラリウム水槽に変える

レイアウトしていく前に、水槽をアクアテラリウム用の水槽(前面のガラスが低い)に作り変えていきたいと思います。

元のガラスを取り外して、高さの低いガラス板を貼り付ける形になるかと思います。

また、今回使用する水槽はブラックシリコンで接着してあります。黒で統一できるので古代魚の飼育をする分にはカッコよくてよかったんですが、アクアテラリウムのレイアウトをするなら普通の透明シリコンがいいかなといったところ。

今回は思い切って水槽を作り変えてみたいと思います。

前面のガラスを交換

さっそく前面のガラスを取り外していきます。

水槽のガラス板はシリコン接着材によって接着されています。このシリコン接着剤は、瞬間接着剤のようなものと違いカッターのような鋭いものであれば簡単に切ることができます。

カッターで切り込みを入れてどんどん剥がしていきます。無理に力をいれるとガラスが欠けたりするので慎重に。

水槽が大きいだけにガラスも厚く、シリコン接着剤が強力に接着しているためなかなか剥がれてくれませんでした。

2時間くらい格闘して、なんとか前面のガラスを取り外すことができました。

あとは残ったシリコンをそぎ落としてきれいにしておきます。

ガラスの角を削る

接着されていた部分は面取りがされておらず、かなり鋭くなっていました。

うっかり手を切ってしまってはいけないので、ダイヤモンドヤスリで角を削っておきます。

ある程度削ったら目の細かい紙やすりで削った面を綺麗にしておきます。

高さが半分のガラス板をシリコン接着剤で貼り付け

今回は水槽の高さが50cmに対して25cmのガラス板を用意しました。水中と陸地がそれぞれ半分ずつになる予定です。

シリコン接着剤を使う前にマスキングテープを貼っておきます。

シリコン接着剤は防カビ剤が入っていないものを使用します。

はみ出たシリコンはヘラで伸ばしておきます。

接着できていない部分がないか確認。そしてシリコンの硬化に2日待ちます。

パイプも前面の高さに合わせて切断

オーバーフロー水槽には下の濾過槽に通じるパイプが付いています。

このパイプの高さで水位が決まるので、前面のガラスの高さに合わせて切断する必要があります。

テーブルソーを使って25cm切断しておきました。

水漏れの確認

自分でガラスを貼り付けたので水漏れが心配なところ。レイアウトを作り始める前に漏れがないかチェックしておきます。

実際に水を入れてみて通水チェック。

今回は何の問題もありませんでした。水位の方も大体いい感じ。

こんな感じでオーバーフロー水槽をアクアテラリウム用の水槽に作り変えてみました。

これをするだけで日々の管理がだいぶしやすくなるんではないかと思います。シリコンも黒から透明に変わったのでいい感じです。

 

発泡スチレンボードで陸地の土台を作る

次は陸地や滝などの土台を作っていきます。

今回のアクアテラリウムは、まず発泡スチレンボードで土台を作り、そこに石を貼り付けていく方法で作ります。

発泡スチレンボードを寸法通りに切り出し、組み立て、貼り付けという手順でいきます。

発泡ボードの切り出し

今回土台の作成に使用するのは発泡スチレンボードと呼ばれるもの。発泡スチロールを圧縮したような材質で、強度もあり加工もしやすい板です。

重い石を貼り付けるといったような、より強度が必要な場所にはアクリルの板を使用します。

 

作成する土台の寸法に合わせてどんどん切り出していきます。水に浸かる部分は水の流れを確保するために穴をあけておきます。

この部分から生体が陸地内部に侵入しないようにネットを貼ります。

ひと通り切り出したらシリコン接着剤で組み立てていきます。

大本の土台の作成

大本のとなる土台を貼り付けていきます。

発泡スチレンボードは水槽に直接貼り付けていきます。使用しているのはシリコン接着剤なので解体するときもスクレーパーで綺麗に削ぎ落とすことができます。

 

次に左奥のオーバーフローパイプ周りも貼り付けていきます。

この部分を埋め立ててしまうとパイプのメンテナンスができなくなるのでスペースを空けておきます。

プランツボックスを作成。

ストッパーになるものを貼り付けて、そこにプランツボックスをはめ込みます。

こうすることで外観を損ねずメンテナンスもできるようになります。オーバーフローパイプにゴミが詰まると水が溢れるので必須。

滝周りと川の作成

滝は右奥にシンプルな直瀑タイプで行きます。

今回使用するのはポンプは、流量が普段使用しているポンプの4倍あるので迫力に期待。

大きな水槽で作るのは初めてなので、複数段に落としたりと複雑な形状な滝はまた今度挑戦してみようと思います。

落水音や水の飛び跳ねが心配なので滝の幅を広くしておきます。こうすることで同じ流量でも落水音や飛び散りを軽減できます。

滝から流れ落ちた後は川のように流れて飼育スペースに流れ込むような形に。

どんな感じになるかめちゃくちゃ楽しみです。

凹型レイアウトて右側に大きな滝、水中は洞窟

今回の土台はこんな感じ、鉄板の凹型レイアウトです。これベースに石を貼り付けていって自然な感じにしていきます。

水中は洞窟っぽくして、陸地のスペースと魚の飼育スペース両方確保したいと思います。

 

 

今回は気孔石を使用したレイアウト

今回のアクアテラリウムには気孔石を使用します。

選別とかもしたかったので30kgちょっとの石を用意しました。

気孔石は独特な表面形状をしておりレイアウトしやすい石。

比較的脆くハンマーなどで割って小さくすることもできます。

向きを揃えて組んであげるだけでもカッコいいレイアウトになります。

この凹凸を活かしたレイアウトを考えたいところ。

 

それから、気孔石は同じ石でも色味がかなり違うので選別は必須かと思います。

色味は2種類あり、焦げ茶色の石と明るい茶色に赤が混じった石があります。

色味も凹凸な感じも全く違うのでレイアウトで一緒に使うと違和感ありまくりです。

今回は焦げ茶色のものだけを選別して使用することにします。

石の貼り付け作業

実際に石を貼り付けていきます。水槽サイズが大きいのでかなり時間がかかりそう。

小さな石をシリコン接着剤で貼り付けていくんですが、数百という石をひたすら土台に貼り付けていく地獄のような作業。
1週間で終わればいいかなといったところ。頑張っていきましょう。

 

まず、最初に水中の洞窟部だけ貼り付けてしまいます。後々だと手が入らなくなりますからね。

それから大きい石から順に貼り付けていきます。

 

シリコン接着剤を石につけてから土台に貼り付け。

数百という石をどんどん貼り付けていきます。

シリコン接着剤は硬化したら強力にくっつくので割と大きい石でも壁に接着できます。

ただ、硬化するまではほとんど接着能力がないので、水槽を横にしたりして硬化するまで石が動かないようにする必要があります。

 

んであらかた貼り終わったのがこちら。いやー頑張った。

川の部分のサイドにも貼り付けてあります。

土台が丸見えの部分もありますが、これから植物を植えたら見えなくなります。

砂の貼り付け作業

滝壺といった水流の強い場所は砂が舞い上がって底面が見えてしまいます。

なのでそういった場所は同じくシリコン接着剤で砂を貼り付けてしまいます。

 

シリコン接着剤を塗りたくり、

綺麗に伸ばして、

砂をのせていきます。

軽く手で押さえていってしっかり接着しておきます。

基本的に水が流れる場所はシリコン接着剤で貼り付けておいた方が良いでしょう。

ついでに滝の配管も

普段は水中ポンプから滝に配管しますが、今回使用するオーバーフロー水槽は下の濾過槽にポンプがあるのでOFパイプからの配管となります。

ホース径は偶然にもパイプにぴったり。少しきついですが、なんとかねじ込んで加工する必要がありませんでした。

パイプを水槽に設置。ホースを陸地の中に通していく。

このホースはドレンパイプというものなんですが、曲げても潰れないので非常に使いやすい。

ホースを滝の源水部分に持ってきたら、シリコン接着材で抜けないように接着する。

石は15kgくらい使ったのかな?

残す作業は植栽だけ。陸地と水中に植栽をしてアクアテラリウムを完成させたいと思います。

アクアテラリウムに植栽していく

植栽作業に入っていきます。今回はあまり多くの種類を植えずに、常緑木であるシマトリネコを群生させるようなイメージにしたいと考えています。

森の中にいるような雰囲気を出したいところ。

使用するシマトネリコの剪定

今回使用するシマトネリコ。一つ一つが株立ちのものなので、たくさん植えることで森の中みたいな感じになるのではないかと思います。

このまま使うには大きすぎるので、まずは剪定していって形を整えます。まずはだいたい半分くらいのサイズに剪定。

それから根本の葉をすいて幹を見せるようにします。こうすることで実際の木の見た目にかなり近づきます。

整え終わったのがこんな感じ。今回は7つ使用する予定なので作っていきます。

ろ材となる溶岩石、土を入れる

陸地内部にろ材や土を入れていきます。

最下層は1.5cmくらいの溶岩石で多孔質なため、ろ材としての役割も期待できます。水に浸る部分は全て溶岩石を使用します。

溶岩石を入れたらウールマットを敷いていき、この上に植物や土を入れていきます。

植物や苔を植栽していく

剪定したシマトネリコを配置していきます。

土は赤玉土を使用。虫の発生や水中生体への影響を考えて肥料等は使用しません。

次に左上のプランツボックスも埋めていきます。

まずは大きめの石を配置。その周りにはアスパラガスを植えます。

最後に苔の配置。我が家で育てていたもので、コツボゴケをメインにいろんな種類の苔が混じった苔マットを使います。

苔はただ土の上にのせていくだけ。土が見えないように隙間なく配置します。

あとは水中部だけ、完成間近

底砂をいれ、注水していく

底砂を投入。今回使用する底砂は渓流砂。

陸地の川の方にも入れていきます。

底砂を入れ終わったら、注水していきます。

水中はブセファランドラでレイアウト

今回は水中も水草でレイアウトしていきます。

使用するのはブセファランドラ。「super mini coin」 という品種でかなり葉が小さい水草。

これが増えて群生したら綺麗だろうなと期待しております。

今回使用しているのがオーバーフロー水槽で二酸化炭素を添加してもあまり意味がないため、基本的には陰性水草が中心になるかと思います。

陸地がある影響であまり光が当たらず影になっている場所も多いですしね。

さすがに、これだけでは寂しいかんじもするので今度ミクロソリウムとかでも入れようと思います。

アクアテラリウムの完成

今回の作品はこんな感じ。写真で見たときよりも実物を見たときのほうが迫力があって良いと感じます。

ちなみに一番気に入っているのは水中部。水中洞窟っぽっくしたり、石をアーチ状にしたりと大きい水槽だからできたことだと思います。

次に大きな水槽で作るときに改善したい点

 

  • 植物の配置
  • 土台の形状

凹型レイアウトで作っていましたが、真ん中にシマトネリコを植えたので意味なくなっています。

あと大きな水槽で作るのが初めてというのもあって土台形状が単純。

なんとなく全体的に角ばっていて、石や植物で隠していても少し人工感があります。この辺は石を足して修正しておきたいと思います。

まあ、寸法などのデータは取れたので次に作るときには改善できるでしょう。

モーター音と流水音はまあまあ大きい

滝の落水音というよりは、下の濾過槽へ落ちる流水音が大きい印象。

また、水中ポンプのモーター音が大きく少し煩わしく感じます。もう3年近く使っているのでそろそろ買い替えを考えた方がいいのかも。

滝の感じをみたところ、流量が半分くらいのポンプを使っても良さそうなので探してみたいと思います。

まとめ

去年の年末から作り始めて1ヶ月ほどかかりました。

水槽を作りかえるなんてことをしなければ、もっと楽だったのでは?と少し後悔しております。

 

これからYouTubeも始めようと思って、今回のアクアテラリウムは制作過程をすべて撮影しております。

こういったものは文章で見るよりも動画の方が分かりやすいと思うのでぜひ参考にしてみてください。