アクアテラリウムの管理方法

アクアテラリウムをダンボールから取り出す

アクアテラリウムはプチプチで包んで段ボールの中に入っています。

水槽を取り出したら、水槽の中にも入っているプチプチを取り出します。

水槽の設置

アクアテラリウムは必ず以下の条件を充たしている場所に設置してください。 できれば市販の水槽台がおすすめです。

 

設置場所の条件

1.耐荷重条件を十分に充たしており、長期間耐えられる
耐荷重条件を充たしていない場所に設置をするのは大変危険です。
長期間置いておくことで、土台が変形したり壊れることがあります。

2.設置面が水平で板状ある
設置面を水平にしないと水槽底の一方に加重がかかるため、水槽が破損しやすくなります。小型水槽くらいでしたら、目視で傾いていなければ大丈夫です。
また、設置面がメタルラックのような網状のものだと、単位面積あたりにかかる力が大きくなりますので、枠なしの水槽を置く際は薄い板を敷くなど対策が必要です。

3.倒れにくいもの
日本は地震が多く不安定な土台を選ぶと倒れる危険があります。
また、水槽を置いたことにより重心の位置が高くなるためさらに倒れやすくなります。
倒れにくく安定したものを選ぶか、地震の対策が必要となります。

また、アクアテラリウムには植物をレイアウトに使用しているので、光合成のために光が必要となります。

窓際などのカーテンやレース越しのやさしい光が差し込む場所に設置しましょう。

設置に適した場所は以下のような場所です。

・直射日光が当たらない

・エアコンの風が当たらない

直射日光が当たる場所は、急激な水温上昇やコケの発生による水質の悪化など様々なトラブルの原因となります。

また、エアコンの風が直接当たる場所も植物が乾燥して弱る原因となりますので避けましょう。

暗い場所に設置する際は、別途水槽用のライト設置する必要があります。

定位置まで水を入れる

陸地の中は下から溶岩石、土の順に入っています。一番下に入っている溶岩石と土の境目の1㎝〜2cm下を目安に水を入れます。

水はカルキ抜きしたものを使用します。

カルキ抜きとは

私たちが日常使用している水道水には消毒のために塩素(カルキ)が入れられています。この塩素は「熱帯魚」やアンモニアなどの有害物質を分解する「ろ過バクテリア」にとって有害です。
そのため、水道水を使用する際はその塩素を除去する中和剤を使用します。中和剤は熱帯魚ショップやホームセンターで販売されています。

あらかじめ、小さなジョウロがなどにカルキ抜きをした水を入れておくと簡単に水を注ぐことができます。

勢いよく注ぐと底砂が舞ってしまうのでゆっくり水を入れます。

また、陸地に直接水を注ぐと土が溶岩石の層まで流れ落ちてしまうので、必ず手前の飼育スペースに注ぎます。

水槽ポンプの電源を入れる

水中ポンプの電源をコンセントに差し込みます。

最初は水中ポンプが空気を噛んで空回りしてしまうことがありますが、しばらくすると正常に滝から水が出てきます。

水がなかなかで出てこない場合は、水中ポンプの電源を入切を何度か繰り返してください。

ポンプから空気が抜けることで水が出てくるようになります。

重要:最初の1ヶ月は生体を入れすぎないように注意

アクアテラリウムを上手に育てていくには最初の1カ月の管理が重要です。

最初の1カ月は、ろ材にろ過バクテリアが十分に住み着いていた状態ではありません。

そのため、糞などから出るアンモニアといった有害物質を分解できず、水が汚れやすい状態となっています。

ですので、最初の一ヶ月は生体を多くても2,3匹程度にとどめておき、餌も与えすぎないように注意します。その後は水をろ過する環境が整ってくるので徐々に生体を増やしていきます。

ろ過バクテリアとは

目に見えないほど小さな生物で、ろ材などの表面が多孔質なものに住み着きます。糞や枯れた植物から発生する有害物質を害の少ないものへ分解する働きがあります。単に糞を絡めとるフィルターでは水のろ過はできておらず、このバクテリアの働きを利用した生物ろ過が重要となります。

日々の管理方法

植物に水を与える

苔に霧吹きで定期的に水を与えます。苔をきれいな緑色に保つためには必須です。

水分が少ないと乾燥して茶色くなってきますし、多すぎると黒ずんできて腐ります。

毎日行う必要はありませんが、少なくとも3日~1周間に一度は行ってください。

虫の予防にもなりますので、苔の表面をしっとり濡らす程度霧吹きをするのが良いです。

水を継ぎ足す

アクアテラリウムでは陸地に水を循環しているため水の蒸発が早いです。蒸発して減った分の水を継ぎ足しましょう。

生体を多数飼育している際は、水をろ過しきれないことがあるので1週間に一度、三分の一程を目安に水替えをする必要があります。

水換えの頻度は状況によって変えてみてください。

水替えとは

生体が多く水のろ過が追い付かなくなってきたら水替えを行います。

水替えというとお風呂場で水槽を丸ごと洗うようなイメージをもたれることがありますが、レイアウトしている水槽は基本的にバケツと水換えポンプを使って汚れた水だけを排出しきれいな水と入れ替えます。

 古くなった葉や枯れた部分はすぐに取り除く


アクアテラリウムを管理していると古くなった葉や環境に合わずに枯れてしまった植物が出てくるでしょう。

こういったものを放置しているとカビや虫が湧く原因になりかねません。すぐに取り出すようにしましょう。

植物の調子が悪いときに「もしかしたら復活するかも」という気持ちになるかもしれませんが、そういった場合は水槽から鉢などに植え替えて回復を待ってみてください。

汚れを掃除する 

ガラス面の水の境目あたりに白い汚れが出てきます。

白い汚れを放置するとなかなか落ちなくなってしまうので、こまめにふき取ります。

滝の周りの水が流れる部分にも汚れが溜まってくるので、歯ブラシなどでかるくこすって落とします。

照明の点灯時間は6時間〜8時間程度

アクアテラリウムでは植物の育成のため、照明の設置を推奨しています。

電源タイマーなどを使用して、毎日決まった時間に点灯するようにしておきます。